村山便り
- 村山内科・胃腸科(福岡天神)
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- 過敏性腸症候群
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電車やバスの中で突然腹痛が出現し下車してトイレに駆け込む、仕事の商談やプレゼン中にお腹の調子がおかしくなるなどの症状はありませんか?このような症状が繰り返すようであれば過敏性腸症候群という病気かも知れません。
過敏性腸症候群はストレスが原因で腹痛や排便の異常が出る病気です。腸と脳には密接な関係があり、脳が感じた不安やストレスが自律神経を介して腸に影響することで腸の運動異常が起きてしまうことがあります。何かとストレスの多い今の日本では多い病気で、慣れ親しんだ生活や友人との別れ、新生活への適応などでストレスを溜め込みやすいこの季節におこりやすい病気でもあります。
過敏性腸症候群には便秘型と下痢型があり、この二つの症状を交互に繰り返す人もいます。
ストレスが原因なので、仕事や勉強、私生活などで無理をしてストレスを溜め込まないようにするのが大事です。
食事は不規則にならないようにしましょう。便秘型なら食物繊維や水分をたっぷりとったり、海藻・豆類を積極的に食べる、下痢型ならタバコ、アルコール、コーヒー、香辛料などを控えめにするなどの工夫をしましょう。
症状がひどいかた、繰り返す方は早めに医師に相談しましょう。重要なのは便秘や下痢を繰り返す人のなかには過敏性腸症候群以外の病気の人も含まれることです。同様の症状でも中高年の方はもちろん、若くても、熱が出る、便に血が混じる、体重が減ってきたなどの症状がある場合には必ず医療機関を受診してください。