村山便り
- 村山内科・胃腸科(福岡天神)
- 村山便り
- 睡眠と健康の関係
待ち時間短縮のため、受診の際はウェブ問診へのご協力をお願いします
日本人の平均睡眠時間は7時間40分程度で、男女別にみると男性が女性より15分ほど長く寝るそうですが、皆さんの睡眠時間はどれくらいでしょうか?
睡眠時間は個人差が大きく、毎晩6時間未満しか寝ないショートスリーパーや、逆に9時間以上寝るロングスリーパーもいます。ナポレオンやエジソンはショートスリーパーだったそうで、逆にアインシュタインはロングスリーパーだったそうです。
睡眠により人は脳を安め、疲労を癒し、情緒を安定させています。快眠のためには一日のリズムが重要です。毎朝決まった時間に起き日光を浴び朝食を取ることで、体内時計が整えられます。
昼寝をするなら20分〜30分くらいまでにしておきましょう。長い昼寝や遅い時間の昼寝は夜の睡眠を邪魔することがあります。
夕食後のカフェインの取り過ぎ(コーヒー、お茶など)はさけるようにしましょう。また寝酒といいながら就寝前にお酒を飲む方もいらっしゃいますが、アルコールは睡眠の質を低下させるので深酒、寝酒は勧められません。
寝室は静かで暗めにが基本ですが、真っ暗闇では逆に不安感が生まれることもあります。そのような場合は光源が直接目に入らないように間接照明でおぼろげに室内が見える程度の明るさにするのがいいそうです。ホームセンターなどに行くとコンセントに直接差し込むタイプの照明もありますね。
また最近ではベッドにスマートフォンやタブレットを持ち込む方も多いと思いますが、まぶしい液晶の光は睡眠を邪魔するので、寝る前にこれらをいじるのは寝付きを悪くする原因にもなります。
睡眠時間の短縮や睡眠サイクルの乱れは、肥満や糖尿病、心臓病、うつ病、集中力低下などの原因になります。みなさんもリズム、環境を整え十分な睡眠をとるよう心がけましょう。