診療科目
- 村山内科・胃腸科(福岡天神)
- 診療科目
- ピロリ菌外来(検査・除菌治療)
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胃や上腹部痛の主な原因の一つとしてピロリ菌感染による胃・十二指腸潰瘍があります。その場合、ピロリ菌除菌が根本的な治療であり、除菌を行わなければ多くの場合潰瘍を繰り返すことになります。まずはお気軽にご来院いただき、気になる症状など医師へご相談ください。
胃癌、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎、MALTリンパ腫など |
詳細につきましてはお電話でご相談ください。(092-741-6550)
■ 日本内科学会 総合内科専門医 ■ 日本消化器病学会専門医 ■ 日本消化器内視鏡学会 ■ 日本消化管学会 胃腸科専門医 ■ 日本ヘリコバクター学会
【経歴】帝京大学医学部卒後、九州大学第三内科(病態制御内科)入局。
九州医療センター(研修医)、九州大学病院(研修医)、麻生飯塚病院、福岡逓信病院、福岡市民病院にて消化器内科勤務。現在に至る。
通常細菌は胃酸により死んでしまいますが、ピロリ菌はアンモニアを産生し胃酸を中和することで、自分を守りながら胃のなか生きることができます。ピロリ菌は胃に住み着くと胃粘膜に障害を起こし、その結果胃炎、潰瘍、癌などがの病気ができます。
どのように感染するのかはまだよくわからない部分もありますが、大部分は感染者の唾液などを介して口から菌が体内に入り感染するのではないかと言われています。
衛生環境が今より悪かった頃に育った人に感染者が多く、現在の60歳以上では60%以上の方に感染がみられるのに対し、現在20代の方の感染率は10%程度とかなり低くなってきています。
健康な状態の胃 |
ピロリ菌の感染により炎症を起こしている胃 |
それまで潰瘍を繰り返していた患者さんがピロリ菌除菌後まったく潰瘍に悩まされることがなくなったということは、治療に関わる私達もよく経験することです。
胃癌についてはピロリ除菌により胃癌のリスクは1/3程度になると言われていますが、正確には除菌を行った年齢や胃炎の進行具合等によってそのリスクは違うものと思われます。
除菌の年齢が若いほど、また胃炎の進行具合が低いほど除菌による胃癌抑制の効果は高いでしょう。
重要なのは除菌に成功しても胃粘膜は長年にわたるピロリ菌による障害で傷んでおり、そこから癌ができてくる可能性が残っているということです。
また、除菌の際にはわからなかったごく早期の癌がその後大きくなる可能性も否定できません。除菌後も年に1回胃カメラを受けて、胃癌ができていないかどうかのチェックをすることがとても重要です。
ピロリ菌の検査を医療保険で行うためには原則的にまずは胃カメラが必要となります。
現在除菌の成功率は70〜80%程度で、成功率を上げるためにも薬を飲み忘れないこと、治療中はタバコや飲酒をやめることが重要です。除菌薬を飲み終わって約2ヶ月後に尿素呼気試験でピロリ菌の残存の有無を調べます。ピロリ菌が消えていれば除菌は成功となり、治療は一旦終了となります。
ピロリ菌が残っていればお薬の種類を変えてもう一度保険で除菌治療をすることができます。お薬の内服が終了して約2ヶ月後に再度尿素呼気試験を行いピロリ菌の有無につき検査を行います。2回目の治療の成功率は約90%です。
※除菌薬を内服する1週間は、禁酒・禁煙してください。
※抗生物質にアレルギーをお持ちの方は事前にご相談ください。
1.下痢・軟便:便が緩くなることがあります。
2.味覚異常:食べ物の味が違って感じられることがあります。
3.肝機能の検査値の異常:採血するとAST(GOT)やALT(GPT)の値が上がることがあります。
これらの副作用による症状は軽い場合はお薬を続けてください。症状がひどくなる場合はご連絡ください。なお、まれにお薬が原因の出血性腸炎が出現する可能性があります。お薬内服中に発熱・腹痛を伴う下痢や血便などを認めた場合にはお薬を中止してご連絡ください。
当院で採用している胃カメラ用の内視鏡は鼻からスムーズに挿入できる直径約5.9mmの細径内視鏡です。検査中の苦痛が少ないため強い麻酔の必要がありませんが、ご不安で鎮静剤をご希望の方はご相談ください
当院は福岡市胃がん検診実施機関です。福岡市内在住の本年度に50歳以上の偶数年齢になる方(50、52、54歳、以下同様)で、職場などで胃の健診を受ける機会のない方は1,800円(税込)で、また70歳以上の方は無料で胃カメラ検査を受けることができます。
呼気でのピロリ菌の検査をおこなっています。
採血、尿、便でのピロリ菌の検査をおこなっています。
健康保険で3割負担の方の場合
上部消化管内視鏡検査 (胃カメラ) |
5,000円(税込)程度(初診料含む) 組織検査が必要な場合はプラス1臓器4,000円(税込)程度 |
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ヘリコバクター・ピロリ抗体 血液検査 |
1,570円(税込)(初診料含む) |
尿素呼気試験 | 1,880円(税込)(再診料含む) |
ピロリ菌除菌治療薬 | 処方箋料570円(税込)(再診料含む) 薬局での支払いは2,000円(税込)前後 |
※1割負担の方は上記の金額の1/3程度の負担となります。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍や胃癌はピロリ菌の感染が原因となっていることが多いため、ピロリ菌に感染している方は除菌治療を受けた方がいいといわれています。今までは潰瘍や癌のある人しか保険でピロリ菌の除菌ができませんでしたが、平成25年2月22日より、ピロリ菌による胃炎のある人も一定の条件を満たせば保険で除菌ができるようになりました。ピロリ菌が気になる方はお気軽にご相談ください。
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