当院では胸部レントゲンの診断について、これまでの医師の目視診断に加えて、AIにより異常陰影を検出するシステムを導入しました。
医師単独で読影した場合と比べ、本システムを用いて読影した場合には、専門医で11.1%、経験5年未満の非専門医で15.5%の感度が上がることが認められています。
また、読影試験における診断性能を表すJAFROC解析によるFOM(Figure of Merit)値は、本品を併用すると専門医で0.059ポイント向上し(p<0.001)、診断精度の向上が認められています。※
▼浸潤影の内側に結節影がある症例
▼右肺に無気肺がある症例
▼間質性陰影が広がっている症例
当院では患者さんの健康と安心を第一に、先端的な技術を取り入れ、診療の質をより高めてまいります。
【 ※読影試験の詳細 】
異常陰影が認められる有所見画像88症例及び正常画像266症例の胸部単純X線画像を対象に、10名の医師による読影試験の結果。読影試験を行った10名の医師の内訳は以下の通りです。
放射線科専門医:3名、専門外医:7名(経験10年以上:3名、経験5年未満:4名)