当院には福岡市在住の岩室順子(いわむろじゅんこ)さんが作ってくださったお人形が飾られています。松尾和則さん、セツ子さんご夫妻が毎月わざわざ当院にとどけてくださっています。いつもありがとうございます!!
明けましておめでとうございます。院長の村山です。今月のお人形は七福神です。
七福神は、庶民の暮らしに幸運をもたらす七柱の福の神として室町時代に成立したものだそうで、江戸時代には人々に定着し、正月には七福神詣でが盛んに行われたそうです。
宝船にのった七福神は私たちに福をもたらしてくれそうな神様達ですが、なかでも恵比寿様は七福神の中で唯一日本由来の神様であることもあってか一層馴染み深いように思います。「えびす」と聞けば金色の缶・ラベルを連想してしまうのですが、別に酒の神というわけではなく、五穀豊穣、商売繁盛の神とされています。ところが釣り竿と鯛を抱えた恵比寿様はもともとは海の神なのだそうです。
福岡の東公園近くの神社では1月10日から十日恵比寿が行われますが、名前からわかるようにこのお祭りは恵比寿様にちなんでいるそうで、漁業繁栄祈願も行っているそうですね。大漁旗に恵比寿様が描かれることも多いそうです。
そういえば豊洲で初めて行われた今年の初競りでは一番マグロが3億円以上の値段で競り落とされたことがニュースになっていました。競り落とした社長さんこそ恵比須顔でしたね。幸先いいものと天の恵比寿様もより一層笑顔なのではないでしょうか。
- 1月15日
- <今月のお人形紹介>