当院には福岡市在住の岩室順子(いわむろじゅんこ)さんが作ってくださったお人形が飾られています。松尾和則さん、セツ子さんご夫妻が毎月わざわざ当院にとどけてくださっています。いつもありがとうございます!
今月のお人形は日本昔話の「天狗の羽うちわ」です。
ずる賢い男と間抜けな天狗がサイコロとうちわと交換するところから始まり、男がこっそり村の長者の娘の鼻を高くして「鼻直し」を装い、お礼に長者の娘婿になります。嫁に暑いから扇げと言って寝てしまい、天の川に架かる橋まで鼻が伸び、そこでは橋の工事中で柱と思われ鼻に釘を打たれてしまいます。
痛みで飛び起き、うちわを裏返して扇がせると、釘で固定されているので、鼻が縮んで空に消えていくというお話です。
お嫁さんのお着物可愛いですね。
男の人も昼飲みでしょうか、贅沢感が伝わってきます。
きっとお嫁さんは男の本性を見抜いて、うちわを扇いでいたかもしれませんね。
悪い行いをすれば悪い報いがあるということです。
意地悪をしたり、騙したり、人を利用して自分だけがいい思いをせずに、日頃から小さな親切を心がけて、自分も周りもハッピーで過ごしたいですね。
- 2月5日
- <今月のお人形紹介>