
当院には福岡市在住の岩室順子(いわむろじゅんこ)さんが作ってくださったお人形が飾られています。松尾和則さん、セツ子さんご夫妻が毎月わざわざ当院にとどけてくださっています。いつもありがとうございます!
今月は囲炉裏と川魚のお人形です。
囲炉裏の火を囲んだ子供たち。おばあちゃんの手元をじっくり見ている子、自分でやりたがる子、楽しく魚の串刺しの体験をしていますね。
おばあちゃんから、「魚はこうやって持つんだよ」「串刺す角度はこんな感じよ」「火が強すぎると焦げるよ」など串刺しや焼き加減のコツも教わりながら、焼き上がりを待っています。
炭火のバチバチと焼ける音がして、そのうち脂が落ちて、煙と一緒に香ばしい香りが立ち上りそうです。
いい焼き加減の魚がここに。食べたくなりますね。
季節の移ろいと一緒に思い出が増えていく、そんな温かい時間が伝わってきます。
秋の空気に包まれて、ふと懐かしい気持ちになりますよね。この小さな情景が、みなさまの中に眠っている温かい記憶をそっと呼び起こしてくれますように。
- 11月8日
- <今月のお人形紹介>
















































福岡市動物園ではこれから桜や新緑が美しい季節を迎えます。寒い冬を過ごした動物たちもやっと過ごしやすい季節となりますね。












茶道では、釜に汲んだ水を炉にかけて、お茶をたてる湯を沸かします。新年を迎えて最初にお釜を炉にかけるので『初釜』と言うそうです。このとき、元旦に最初にくんだ若水(わかみず)を初釜に使うことがあるそうです。若水でたてたお茶を飲むと、万病を防ぎこれから1年間の邪気を払うことができる、と言われているそうですよ。初釜にお呼ばれする機会があれば、ぜひいただいてみたいですね。














元々はケルト民族の収穫祭「サウィン祭」に由来、この日に祖先の霊や妖精たちが現れると信じられており、悪霊から身を守るために仮装する習慣が始まったそうです。お人形のような魔女や悪魔だったものが、ドラキュラやフランケンシュタインの怪物から、今では映画や漫画のキャラクターのコスプレや仮装を楽しむスタイルが多くなってます。みんなすごく凝ってて関心してしまいます。



























昔は田植えは手作業でした。『早乙女』と呼ばれる女性たちが苗籠を腰につけて作業をしていたそうです。昭和40年代から田植機が普及し始めると、手作業での田植えは減少し、早乙女たちの姿も少なくなりました。田植えの風景は大きく変わっているので、当時を知る方ににとっては、今月のお人形は郷愁を感じる作品なのでしょう。

















