当院には福岡市在住の岩室順子(いわむろじゅんこ)さんが作ってくださったお人形が飾られています。松尾和則さん、セツ子さんご夫妻が毎月わざわざ当院にとどけてくださっています。いつもありがとうございます!
今月のお人形は日本昔話の「舌切り雀」と「わらしべ長者」です。
みなさん、どんなストーリだったか覚えてますか?
「舌切り雀」は、心優しいお爺さんと欲張りのお婆さんと舌を切られた雀のお話です。
楽しい時間を過ごした後の、優しい表情のお爺さんと可愛らしい雀たちです。
心優しく約束を守る者は良い目を、欲張りで意地が悪く約束を守らない者は痛い目をみる、因果応報のお話ですね。
「わらしべ長者」は、最初に持っていたわらしべから、物々交換をしながら最後にはお金持ちになるお話です。
アブを結び付けたわらしべ、蜜柑、反物へ物々交換していますね。感謝の気持ちや素直さなどを持った主人公が、人を騙すことなく観察力や交渉力を使って成功を収めていきます。お人形の顔からも人柄が伝わってきますね。
昔話を読み解くと、色々な教訓を得ることができます。
子どもたちにも自然に良心や道徳心も身につくと言われています。だからでしょうか、私の小さい頃はテレビの視聴時間が制限されていたのですが、「まんが日本昔ばなし」は許される番組の一つでした。
多くのシーンを思い出し、懐かしさも蘇って、お人形を楽しませていただきました。
- 9月4日
- <今月のお人形紹介>